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ベンツGLCを買ったら、キャンプや遠出の帰りに『このまま車で一晩寝られたら楽なのに』と考えますよね。
結論から言うと、メルセデス・ベンツ GLCのSUVなら、後席を倒してマットを敷けば大人1〜2人の車中泊はできます。ただし、床の段差と傾きをマットで埋める準備は要ります。
この記事を読むと、ボディ別の荷室の数字、フラットに近づける手順、マットの選び方が分かります。
ベンツGLCで車中泊はできる?
まず、寝る場所になる荷室の広さを数字で見ておきましょう。
GLCの荷室容量は、メルセデス・ベンツ公式の諸元で次のとおりです(現行型)。後席を倒すと、容量は2倍以上に広がります。
| 現行モデル | 後席を使う時 | 後席を倒した時 | 全長 | 全高 |
|---|---|---|---|---|
| 220 d SUV | 620L | 1,680L | 4,720mm | 1,640mm |
| 220 d クーペ | 545L | 1,490L | 4,765mm | 1,605mm |
| 350 e SUV | 470L | 1,530L | 公式諸元で確認 | 公式諸元で確認 |
出典はメルセデス・ベンツ日本の公式諸元です。ホイールベースはSUV・クーペとも2,890mmあります。
数字だけ見ると、220 d SUVがいちばん車中泊に向いています。後席を倒した時の容量が1,680Lと最も大きく、全高も1,640mmあるからです。
- 車中泊に向くのは、荷室が最も大きい220 d SUV(後席格納時1,680L)
- クーペは屋根が後ろに向かって下がるので、頭まわりが狭く感じやすい
- 350 eはバッテリーを積む分、荷室の床が高く容量も小さめ
- どのボディでも、段差と傾きを埋めるマットが要る
『でも、容量のリットルで言われてもピンとこない』という方も多いはずです。
実は、寝られるかどうかは容量より「床の長さ」と「頭の上の高さ」で決まります。この2つは年式や装備で変わるので、メジャーで実車を測るのがいちばん確実です。
SUVとクーペ、350 eで寝やすさはどう違う?
同じGLCでも、ボディとパワートレインで寝やすさはけっこう変わるんです。
ここでは、寝る時に気になる点だけに絞って比べてみます。
| 比べる点 | 220 d SUV | 220 d クーペ | 350 e SUV |
|---|---|---|---|
| 後席格納時の容量 | 1,680L | 1,490L | 1,530L |
| 全高 | 1,640mm | 1,605mm | 公式諸元で確認 |
| 頭まわりの余裕 | 屋根が後ろまで平ら | 後ろほど屋根が下がる | SUVと同じ屋根の形 |
| 床の高さ | 標準 | 標準 | バッテリー分だけ高め |
| 車中泊への向き | 向いている | 横になるだけなら可 | 床が高い分、頭上が近い |
クーペは見た目の美しさと引き換えに、後ろの屋根が低くなっています。寝転ぶこと自体はできますが、起き上がって着替えるのは少し窮屈かもしれません。
350 eは、荷室容量が後席使用時で470Lと、220 d SUVの620Lより150L小さくなっています。駆動用のバッテリーを積んでいて、荷室の床が高いためです。
例えばこんな会話がよくあります。
「350 eなら、エンジンを止めたまま静かに過ごせそうだよね」
「そこは気になるけど、床が高い分、寝た時に天井が近く感じるかもしれないよ」
PHEVの使い方そのものはGLC 350 e(PHEV)は買いかで詳しく見ています。

後席を倒してフラットにする手順は?
GLCの後席は、背もたれを前に倒して荷室とつなげられます。
ただ、倒した背もたれと荷室の床のあいだに、小さな段差や傾きが残ることが多いんです。このまま寝ると、腰のあたりが落ち着きません。
- 前席を一番前まで出し、背もたれを少し起こしておく
- 後席のヘッドレストに当たらないか確かめてから、背もたれを前へ倒す
- 荷室の床と倒した背もたれの境目に、段差がどれくらいあるか手で触って確かめる
- 段差の低い側に、たたんだタオルや段差用のクッションを置いて高さをそろえる
- 全体にマットを敷き、寝転んで頭と足の位置を決める
倒し方の細かい操作は、年式やシートの種類で違います。取扱説明書で自分の車の手順を確かめてから試してみてください。
『段差くらい、マットが厚ければ気にならない?』と思うかもしれません。
厚いマットでもある程度は吸収できますが、傾きまでは消えません。頭を少し高い側に向けて寝るだけでも、ずいぶん楽になりますよ。
シートの倒し方やチャイルドシートの付け外しはシートアレンジとチャイルドシート、荷室の寸法と積める物は荷室の広さ|自転車・ベビーカーは載るかでもまとめています。
車中泊用のマットはどう選ぶ?
マット選びで、寝心地はほぼ決まります。
車中泊用のマットには、空気を入れて膨らませるタイプ、ウレタンが入ったタイプ、折りたたみのタイプがあります。それぞれ向き不向きがあるので、使い方で選んでみてください。
| マットの種類 | よいところ | 気になるところ | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| 空気で膨らませる | たたむと小さい | 段差の上で沈みやすい | 年に数回の車中泊 |
| ウレタン入り(自動で膨らむ) | 段差を吸収しやすい | 収納時にかさばる | 定期的に車中泊する |
| 折りたたみウレタン | 広げるだけで使える | 厚みが限られる | 仮眠や休憩が中心 |
例えばこんな会話もよく聞きます。
「マットって、大きいほうが寝やすいよね」
「大きすぎると端が浮いちゃうから、床を測ってから選んだほうがいいよ」
選ぶ前に、荷室の床の長さと幅を測っておきましょう。測った数字より少し小さいサイズを選ぶと、タイヤハウスの出っ張りに当たりにくくなります。
- 後席を倒した状態で、床の長さと一番狭いところの幅を測る
- 段差の高さを測り、マットの厚みで足りるか考える
- たたんだ時に、荷室の下や足元にしまえるか確かめる
- 2人で寝るなら、1枚の大きいマットか2枚に分けるかを決める
「ベンツGLC マット」で探す時の注意は?
『GLCのマット』で探すと、車中泊用のマットのほかに、床に敷くフロアマットや、塗装の「マットブラック」も出てきますよね。
フロアマットは、運転席や荷室の床を汚れから守る敷物です。車中泊用の寝るマットとは別物なので、混ぜないように気をつけましょう。
マットブラックは、つやを消した黒い塗装やラッピングのことです。
現行のCoreで選べるボディカラーは、ポーラーホワイト、オブシディアンブラック、ハイテックシルバーの3色です。つや消しの色は含まれていません。ほかのグレードの色は、販売店や公式のコンフィギュレーターで確かめてみてください。
ボディカラーの全体はGLCの色は何色ある?全ボディカラー一覧で見られます。
荷室のフロアマットは車中泊でも役に立つ?
実は、荷室用のフロアマット(ラゲッジマット)は車中泊でも地味に役立ちます。
キャンプの帰りは靴やギアに泥が付いていますよね。荷室の床に汚れ止めを敷いておくと、寝るマットを広げる前の掃除がぐっと楽になります。
- 車の形に合わせて作られていて、ずれにくい
- 内装の色と合わせやすい
- 新車の見積もりにまとめて入れられる
- 純正より安いものが多い
- 防水トレー型など、選べる種類が多い
- 型式に合うかを自分で確かめる必要がある
社外品を選ぶ時は、現行型(X254)か初代(X253)かを先に確かめておきましょう。年式で荷室の形が違うので、合わないマットを買うと端が浮いてしまいます。
フロアマットや日よけの選び方はサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方でも詳しく書いています。
車中泊の前に知っておきたい注意点は?
寝る準備ができたら、最後に安全のことも確かめておきましょう。ここが一番大事なところです。
冬や夏に、エンジンをかけたまま寝てしまうこと。雪で排気口がふさがると、排気ガスが車内に入るおそれがあります。エアコンを使いたい時も、周りの状況と排気口のまわりを確かめてからにしてください。
220 dはディーゼルエンジンです。アイドリングの音や振動は、静かな夜のキャンプ場では周りに響きやすいので、エンジンを止めて過ごせる準備をしておくと安心ですよ。
『エンジンを止めたら、暑さや寒さはどうするの?』という疑問もありますよね。
GLCは輸入車なので特別な準備が要る、ということはありません。国産のSUVで車中泊する時と同じ考え方で大丈夫です。
冬は寝袋と毛布、夏は窓用の網戸や小さな扇風機を用意する方が多いです。窓を少し開ける時は、虫と防犯のことも考えておきましょう。
- 車中泊してよい場所かどうか(道の駅やサービスエリアのルール)
- 平らな場所に止められているか
- 排気口のまわりに雪や物がないか
- 窓に目隠しをして、外から見えないようにしたか
- スマートキーの置き場所を決めたか
駐車場所の広さも気にしておこう
GLCは全幅1,890mmあり、国産のミドルサイズSUVより幅が広めです(現行220 d、公式諸元)。
区画が狭い駐車場だと、ドアを開けて荷物を出し入れしにくいことがあります。車中泊の場所を選ぶ時は、区画の広さにも目を向けてみてください。
幅の注意点はGLCは機械式駐車場に入る?全幅1,890mmの注意、車体の寸法全体はベンツGLCのサイズ一覧で比べられます。
これからGLCを買う人が車中泊で見ておきたいこと
これからGLCを選ぶ方は、車中泊を重視するならボディ選びが一番効いてきます。
| 重視すること | 選びたいボディ | 理由 |
|---|---|---|
| 寝る広さ | 220 d SUV | 後席格納時1,680Lで最も大きい |
| 見た目 | 220 d クーペ | 寝転ぶことはできるが頭まわりは狭め |
| 静かに過ごしたい | 350 e SUV | 容量は小さめなので実車で確かめる |
価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格(消費税込)で、220 d SUVのCoreが839万円、クーペのCoreが887万円です。車中泊の使いやすさで比べるなら、SUVのほうが安くて広いということになります。
新車で商談する前に、値引きの相場と交渉の順番をベンツGLCの値引き相場と限界額で確かめておくと、総額の見通しが立てやすくなりますよ。

よくある質問
ベンツGLCで大人2人が車中泊できますか?
220 d SUVなら、後席を倒してマットを敷けば大人2人で寝ることはできます。床の長さは年式や装備で違うので、実車をメジャーで測ってから準備してみてください。
GLCの後席を倒すと完全にフラットになりますか?
倒した背もたれと荷室の床のあいだに、段差や傾きが残ることが多いです。タオルや段差用のクッションで高さをそろえてからマットを敷くと寝やすくなります。
クーペでも車中泊はできますか?
寝転ぶことはできます。ただ、後ろに向かって屋根が下がるので、SUVより頭まわりが狭く感じやすいです。
350 eは車中泊に向いていますか?
荷室容量は後席格納時で1,530Lあり、寝ること自体はできます。バッテリーを積む分だけ床が高いので、頭上の余裕は実車で確かめておきましょう。
車中泊用のマットとフロアマットは同じですか?
別物です。フロアマットは床を汚れから守る敷物で、寝るためのマットは車中泊用に厚みのあるものを選びます。
まとめ
- 車中泊に一番向くのは220 d SUVで、後席格納時の荷室は1,680L
- クーペは屋根が下がり、350 eは床が高いので頭まわりが狭め
- 後席を倒しても段差や傾きが残るので、タオルやクッションで埋める
- マットは床を測ってから、段差を吸収できる厚みで選ぶ
- 寝る前はエンジンを止め、排気口のまわりと駐車場所のルールを確かめる





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