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ベンツGLCのスペックを調べると、ディーゼル、PHEV、AMGと種類が多くて、数字がどれのものか分かりにくいですよね。
結論から言うと、メルセデス・ベンツ GLCの主力は2.0Lディーゼルの220 dで、197PSにISGが23PSを足す形です。この記事では、現行GLCの馬力・トルク・排気量を横並びの表で比べられます。
ベンツGLCのスペックを一覧で見る
まずは現行型(SUV X254・クーペ C254)の主な3モデルを並べます。数値はメルセデス・ベンツ日本の公式資料と主要メディアのカタログ情報によるものです。
| 項目 | GLC 220 d 4MATIC | GLC 350 e 4MATIC | AMG GLC 53 4MATIC+ |
|---|---|---|---|
| エンジン | 2.0L直4ディーゼルターボ | 2.0L直4ガソリンターボ | 3.0L直6ターボ |
| 総排気量 | 1,992cc | 2.0L(公式で確認) | 3.0L(公式で確認) |
| エンジン出力 | 197PS(145kW) | 204PS(欧州値) | 449PS(330kW) |
| エンジントルク | 440N・m | 320N・m(欧州値) | 600N・m |
| モーター | ISG 23PS/205N・m | 136PS/440N・m | ISG |
| 変速機 | 9速AT | 9速AT | 9速AT |
| 燃料 | 軽油 | ハイオク | ハイオク |
『結局どれが速いの?』と思いますよね。数字だけで言えば、AMG GLC 53が頭ひとつ抜けています。
- 日本仕様のGLCは全車4MATIC(四輪駆動)・9速AT・右ハンドル
- 主力の220 dは2.0Lディーゼル+ISGで、エンジン197PS・440N・m
- 350 eはシステム出力313PS(欧州値)のPHEV
- AMG GLC 53は3.0L直6ターボで449PS・600N・m

エンジンのスペックをモデルごとに見る
ここからは、モデルごとにエンジンの中身を見ていきます。まずは主力の220 dからです。
GLC 220 dのエンジンはどんな性格?
220 dのエンジンはOM654Mという2.0Lの直4ディーゼルターボです。総排気量は1,992ccあります。
最高出力は145kW(197PS)を3,600rpmで、最大トルクは440N・mを1,800rpmで出します。低い回転から太いトルクが出るのが、ディーゼルらしいところなんです。
そこにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)という小さなモーターが付きます。出力は17kW(23PS)、トルクは205N・mです。
| 220 dの項目 | 数値 |
|---|---|
| エンジン型式 | OM654M |
| 総排気量 | 1,992cc |
| 最高出力 | 145kW(197PS)/3,600rpm |
| 最大トルク | 440N・m/1,800rpm |
| ISG | 17kW(23PS)/205N・m |
| 燃料タンク | 62L |
| WLTCモード燃費 | SUV 18.1km/L・クーペ 18.2km/L |
『ハイブリッドなら充電がいるの?』と思う方もいるかもしれません。ISGは走りながら自動で発電するので、外から充電する必要はありません。
ディーゼルなので、AdBlue(尿素水)の補充が必要になります。ここはガソリン車にはない手間ですね。
CoreもSportsも、エンジンとミッションは同じ220 dです。違いは見た目と装備です。詳しくはベンツGLCコアとは?とベンツGLCスポーツはコアと何が違う?で比べています。
350 eとAMG GLC 53のスペック
350 eはPHEV(プラグインハイブリッド)です。2.0Lのガソリンターボに、136PSのモーターと31.2kWhのリチウムイオン電池を組み合わせています。
システム全体の出力は313PS、トルクは550N・mです(欧州値)。EV走行距離は118km(WLTC)で、電気だけでも最高140km/hまで走れます。
| 350 eの項目 | 数値 |
|---|---|
| エンジン出力 | 204PS/320N・m(欧州値) |
| モーター | 136PS/440N・m |
| システム出力 | 313PS/550N・m(欧州値) |
| 駆動用電池 | 31.2kWh |
| EV走行距離 | 118km(WLTC) |
| 充電 | 普通充電(200V 6kW)約5.2時間/CHAdeMO急速充電対応 |
AMG GLC 53は、2026年9月18日に発売された新しいAMGです。3.0L直6ターボのM256M EVOで、449PS・600N・mを出します。
オーバーブーストが働くと、最長10秒だけ640N・mまで高まります。後輪操舵(最大2.5度)も標準で付いています。
53の中身は新型AMG GLC 53は43と何が違う?で詳しく見ています。
初代GLC(X253)にはどんなエンジンがあった?
中古でGLCを探している方は、初代のエンジンも気になりますよね。初代(X253)は2016年2月に日本で発売され、途中でいくつものエンジンが加わりました。
| 時期 | 追加された主なグレード | 燃料 |
|---|---|---|
| 2016年2月 | GLC 250 4MATIC | ガソリン |
| 2016年9月 | GLC 350 e・AMG GLC 43 | ガソリン(350 eはPHEV) |
| 2017年2月 | GLC 200(後輪駆動)・GLC 220 d 4MATIC | ガソリン・軽油 |
| 2018年1月 | AMG GLC 63 | ガソリン |
| 2019年10月(後期) | GLC 300 4MATIC | ガソリン |
初代には後輪駆動のGLC 200や、ガソリンのGLC 300がありました。現行にはないグレードなので、中古で見かけたら初代だと考えてよいです。
初代のスペックは年式とグレードで細かく違います。車検証の型式と、当時のカタログで確かめるのが確実です。
寸法・重量・燃費のスペック
走りの数字と同じくらい大事なのが、サイズと重さです。車庫に入るかどうかに直結するので、ここは見ておきたいですよね。
| 項目 | 220 d SUV | 220 d クーペ | AMG GLC 53 SUV |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,720mm | 4,765mm | 4,750mm |
| 全幅 | 1,890mm | 1,890mm | 1,920mm |
| 全高 | 1,640mm | 1,605mm | 1,640mm |
| ホイールベース | 2,890mm | 2,890mm | 2,890mm |
| 車両重量 | 1,930kg(Core) | 1,940kg | 2,050kg |
| WLTCモード燃費 | 18.1km/L | 18.2km/L | 10.6km/L |
| 自動車税(年) | 36,000円 | 36,000円 | 50,000円 |
220 d SUVの最低地上高は180mm、最小回転半径は5.5mです。乗車定員はどのモデルも5名です。
全幅1,890mmは、全幅1,850mmまでの機械式駐車場には入りません。AMG 53はさらに30mm広くなります。
自動車税は排気量で決まるので、220 dと350 eは年36,000円、3.0Lの53は年50,000円です。輸入車だから高くなるわけではありません。

ベンツGLCの最高速度はどれくらい?
『最高速度は何km/h出るの?』という疑問もよく見かけます。
実は、日本の公式諸元表では最高速度を確かめきれませんでした。ここで数字は出さずにおきます。
はっきりしているのは、350 eが電気だけで走る時の最高速度が140km/hということです。これはEV走行の上限で、エンジンが加わればさらに上まで出ます。
ネット上の最高速度の数字は、海外仕様の値や、タイヤ・リミッターの違う仕様の値が混ざっていることがあります。気になる方は、販売店で日本仕様の数字を聞いてみてください。
日本の道路では、高速道路でも上限は120km/hです。最高速度よりも、合流や追い越しで使う中間の加速のほうが体感に効きます。その点では、低い回転から440N・mが出る220 dでも力不足を感じる場面は少ないはずです。
雪道と走行モード:4MATICはどこまで頼れる?
雪の多い地域の方は、雪道での安心感が気になりますよね。日本仕様のGLCは全車が4MATIC(四輪駆動)です。
前後のトルク配分は45:55で、少し後ろ寄りです。普段は後輪駆動に近い自然な走りで、滑りやすい路面では四輪で路面をつかみます。
- スタッドレスタイヤに替えているか(4MATICでも夏タイヤでは止まれない)
- 最低地上高180mmで、深い轍や新雪の吹きだまりを越えられるか
- Coreは18インチ、Sportsは20インチで、スタッドレスの費用が変わる
- 走行モードを路面に合わせて切り替えているか
走行モードは「ダイナミックセレクト」で切り替えます。エコやコンフォート、スポーツなど、アクセルの反応や変速のタイミングが変わる仕組みです。
用意されているモードの名前と数は、グレードや年式で変わります。お手持ちの車の取扱説明書で確かめておくと安心です。
例えば、こんな使い分けがあります。
「雪の朝はどのモードがいい?」
「アクセルの反応が穏やかなコンフォートかエコにして、ゆっくり発進するのが基本ですね」
スペックからグレードを選ぶなら
ここまでの数字をもとに、選び方の目安をまとめます。
| こんな使い方なら | 合うモデル |
|---|---|
| 長距離・高速が多く、燃料代を抑えたい | GLC 220 d(Core/Sports) |
| 近場は電気だけで走りたい、自宅で充電できる | GLC 350 e |
| 直6の加速と走りを楽しみたい | AMG GLC 53 |
『馬力が大きいほうが安心』と考える方もいます。ただ、日常の使い方なら、燃料代や税金まで含めて選ぶほうが満足度は高くなります。
価格を含めたグレード全体の比べ方はベンツGLCのグレードの違いを一覧で比較でまとめています。
買うグレードが決まったら、次は値引きと総額です。交渉の順番はベンツGLCの値引き相場と限界額を見ておくと迷いません。
よくある質問
ベンツGLCの排気量はいくつですか?
主力のGLC 220 dは1,992ccのディーゼルです。350 eは2.0Lのガソリン、AMG GLC 53は3.0Lの直6ターボです。
ベンツGLC 220 dの馬力は?
エンジン単体で145kW(197PS)、最大トルクは440N・mです。これにISGのモーター17kW(23PS)・205N・mが加わります。
ベンツGLCのエンジンはガソリンもありますか?
現行の日本仕様で、ガソリンの通常グレード(GLC 200/300)はありません。ガソリンエンジンを積むのは350 e(PHEV)とAMGモデルです。
ベンツGLCは雪道に強いですか?
日本仕様は全車4MATIC(四輪駆動)で、最低地上高は180mm(220 d SUV)あります。ただし、雪道ではスタッドレスタイヤが前提です。
走行モードは何がありますか?
ダイナミックセレクトで、エコ・コンフォート・スポーツなどを切り替えられます。モードの種類はグレードや年式で違うため、取扱説明書で確かめてください。
まとめ
- 日本仕様のGLCは全車4MATIC・9速AT・右ハンドル
- 220 dは1,992ccディーゼルで197PS・440N・m、ISGが23PS・205N・mを足す
- 350 eはシステム313PS(欧州値)、EV走行118km
- AMG GLC 53は3.0L直6ターボで449PS・600N・m
- 全幅1,890mm(AMG 53は1,920mm)、雪道は4MATICでもスタッドレスが前提





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