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ベンツGLCの中で、電気だけで走れるモデルが気になっている方も多いはずです。でも、ディーゼルより100万円以上高いと聞くと迷いますよね。
結論から言うと、GLC 350 eは「自宅で充電できて、毎日の移動が100km以内に収まる方」に向いたモデルです。この条件に合えば、普段の移動をほぼ電気だけでまかなえます。
この記事では、EV走行距離・充電・価格・荷室の数字から、350 eを選んでいい人かどうかを確かめていきます。
ベンツGLC 350eはどんなクルマ?
GLC 350 e 4MATICは、ガソリンエンジンにモーターと大きな電池を組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)です。外から充電できるのが、220 dのマイルドハイブリッドとの大きな違いです。
| 項目 | GLC 350 e 4MATIC |
|---|---|
| エンジン | 2.0L直4ガソリンターボ(204PS/320N・m・欧州値) |
| モーター | 136PS/440N・m(欧州値) |
| システム出力 | 313PS/550N・m(欧州値) |
| 駆動用電池 | リチウムイオン 31.2kWh |
| EV走行距離 | 118km(WLTC・等価EVレンジ) |
| 交流電力量消費率 | 296Wh/km |
| EV走行の最高速度 | 140km/h |
| 燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) |
| 変速機・駆動 | 9速AT・4MATIC |
現行型では、2023年11月29日にSUVの「スポーツ エディションスター」として発売されました。その後クーペも追加されています。
『電気だけで118kmも走れるの?』と思いますよね。実はこれ、PHEVとしてはかなり長い距離なんです。
350 eの価値は「118kmの電気だけの走行」にあります。毎日の通勤や買い物が電気でまかなえる方ほど、ガソリン代がかからず得をしやすくなります。
走りは220dとどう違う?
数字で比べると、350 eはシステム出力313PS・550N・m(欧州値)です。220 dはエンジン197PS・440N・mに、ISGの手助けが加わります。
モーターで走り出すので、出だしは静かでなめらかです。EV走行のままでも最高140km/hまで出せるので、高速道路の合流でもエンジンがかからずに走れることがあります。
一方で、電池を積んでいる分だけ車は重くなります。350 eの車両重量は公式の諸元で確かめてみてください。
350eと220dの価格差はいくら?
価格を比べてみます。
350 eは2026年3月時点、220 dは2026年9月時点のメーカー希望小売価格(消費税込)です。350 eは9月の改定後の価格を販売店で確かめてみてください。
| グレード | SUV | クーペ |
|---|---|---|
| 220 d Core(コア) | 8,390,000円 | 8,870,000円 |
| 220 d Sports(スポーツ) | 9,300,000円 | 9,600,000円 |
| 350 e スポーツ エディションスター | 10,360,000円 | 10,700,000円 |
| 350 eと220 dスポーツの差 | 1,060,000円 | 1,100,000円 |
装備の近い220 dスポーツと比べると、SUVで106万円の差です。コアと比べると197万円になります。
この差を燃料代だけで取り戻すのは、走り方しだいです。ただ、静かさや電気で走る気持ちよさは、お金に換えにくい価値でもあります。

EV走行118kmで、毎日どこまで電気だけで走れる?
118kmはWLTCモードの値です。エアコンの使い方や気温、走り方でもっと短くなることもあります。
ここでは、交流電力量消費率の296Wh/kmを使って、走る距離ごとの電気の量を計算してみます。
| 1日に走る距離 | 使う電気の目安 | 電気だけで走れるか |
|---|---|---|
| 20km | 約5.9kWh | 余裕あり |
| 40km | 約11.8kWh | 余裕あり |
| 80km | 約23.7kWh | 走り方しだいで可能 |
| 118km | 約34.9kWh | カタログ上の上限 |
電気代は、使った電気の量に契約している電力単価をかけて出してみてください。単価は契約と時期で変わります。
例えば、片道20kmの通勤なら1日40kmです。夜に充電しておけば、平日はほぼガソリンを使わずに過ごせる計算になります。
一方、週末に片道200kmの遠出をする時は、途中からエンジンで走ります。その時の燃料はハイオクです。
使い方ごとに、どちらが得をしやすいかを並べるとこうなります。
| 使い方の例 | 350 e | 220 d |
|---|---|---|
| 平日に片道20kmの通勤・自宅で充電 | ほぼ電気だけで走れる | 軽油を毎日使う |
| 平日はほぼ乗らず週末だけ遠出 | 電気の出番が少ない | 燃費の良さを活かしやすい |
| 毎日100km以上を走る | 途中からハイオクで走る | 長距離ほど有利 |
| マンションで充電できない | 良さを活かしにくい | 気にせず使える |
350 eのハイブリッド走行時の燃費(WLTC)は、公式の諸元で確かめてみてください。遠出が多い方ほど、この数字が効いてきます。
充電はどうする?自宅と外での時間
350 eを選ぶかどうかは、ほぼ充電の環境で決まります。ここが大事なところです。
| 充電の方法 | 時間の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 普通充電(200V・6kW) | 約5.2時間 | 自宅の夜間充電向き |
| 急速充電(CHAdeMO・50kW) | 約0.6時間 | 80%まで |
CHAdeMOの急速充電に対応しているのは、PHEVとしてはうれしいところです。高速道路のサービスエリアなどで、休憩の間に電気を足せます。
『自宅に充電設備が無いけど大丈夫?』という方も多いはずです。正直に言うと、外の充電だけに頼ると、350 eの良さはかなり薄れます。
自宅で充電できないと、毎回充電スポットに寄る手間がかかります。結局ガソリンで走る時間が長くなり、燃費の面では220 dの方が有利になりやすいです。
自宅に200Vのコンセントを付ける工事が必要な場合もあります。工事費は住まいや配線で変わるので、購入前に見積もりを取っておきましょう。
- 自宅の駐車場に200Vの充電設備を付けられるか確かめる
- 電気工事の見積もりを取る
- 1日に走る距離が118km以内に収まるかを考える
- よく行く場所の近くに急速充電があるか調べる
- 補助金の対象かどうかを、その年度の条件で確かめる
荷室は220dより狭くなる?
ここは見落としやすいポイントです。350 eは電池を積んでいる分、荷室の床が高くなります。
| 荷室容量(SUV) | 220 d | 350 e | 差 |
|---|---|---|---|
| 後席を使う時 | 620L | 470L | 150L |
| 後席をたたんだ時 | 1,680L | 1,530L | 150L |
後席を使ったままで150L小さくなります。数字で見ると、220 dのクーペ(545L)よりも小さいんです。
例えば、販売店でこんな確かめ方をしてみてください。
「350 eの荷室に、うちのベビーカーを積んでみてもいいですか?」
「どうぞ。220 dの展示車もあるので、並べて比べてみてください」
キャンプ道具やゴルフバッグをよく積む方は、実物で確かめておくと安心です。荷物ごとの積み方はベンツGLCの荷室の広さで詳しく見ています。
税金と維持費はどうなる?
350 eのエンジンは2.0Lなので、自動車税は年36,000円です。220 dと同じ区分になります。
| 項目 | 220 d | 350 e |
|---|---|---|
| 自動車税(年) | 36,000円 | 36,000円 |
| 燃料 | 軽油 | ハイオク(電気で走る分は不要) |
| AdBlue | 補充が必要 | 不要 |
| 充電設備 | 不要 | 自宅に200V設備があると便利 |
重量税やエコカー減税の扱いは、販売店の見積もりで確かめてください。PHEVの減税の扱いは制度の年度で変わることがあります。
- 2026年9月の価格改定後の車両価格
- 重量税とエコカー減税の扱い
- 自宅の充電設備の工事費(別の見積もり)
- 補助金を使う場合の条件と手続きの時期
- 充電ケーブルなど付属品の中身
実は、350 eは車両価格だけでなく、充電設備まで含めた総額で比べるのが大事なんです。工事費が加わると、220 dとの差はさらに広がることもあります。
AdBlueの補充が要らないのは、地味ですが350 eの良いところです。ディーゼルの手間が気になる方はベンツGLC 220dのディーゼルは買いかも見比べてみてください。
維持費の全体はベンツGLCの維持費は年間いくら?でまとめています。
350eが向いている人・220dが向いている人
最後に、どちらが合うかを使い方で分けてみます。
- 自宅で200Vの充電ができる
- 平日の移動が1日100km以内に収まる
- 静かでなめらかな走りを大事にしたい
- AdBlueの補充をしたくない
- 自宅で充電ができない
- 高速道路で長い距離を走ることが多い
- 荷室の広さを優先したい
- 購入価格を100万円以上抑えたい

GLCのグレード全体はベンツGLCのグレードの違いを一覧で比較にまとめています。220 dのコアやスポーツとも比べたい方は、ベンツGLCコアとは?とベンツGLCスポーツはコアと何が違う?も見てみてください。
見積もりは、350 eと220 dスポーツの2本を同じ販売店で作ってもらうと差が分かりやすいです。値引きの考え方はベンツGLCの値引き相場と限界額を参考にしてみてください。
ベンツGLC買いたいドットコム
ベンツGLCの値段、先に相場を見ておく
複数の販売店から350 eと220 dの新車見積もりを取って、総額を比べてみる
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
ベンツGLC 350eは電気だけでどれくらい走れますか?
WLTCモードの等価EVレンジで118kmです。エアコンの使い方や気温、走り方で短くなることがあります。
GLC 350eの充電時間はどれくらいですか?
200V・6kWの普通充電で約5.2時間です。CHAdeMOの急速充電にも対応していて、50kWで約0.6時間で80%まで充電できます。
GLC 350eの燃料は何ですか?
エンジンで走る時は無鉛プレミアム(ハイオク)を使います。電気で走る分は燃料を使いません。
GLCのハイブリッドは350eだけですか?
外から充電できるPHEVは350 eとメルセデスAMG GLC 63 S E PERFORMANCEです。220 dもISG付きのマイルドハイブリッドですが、充電はできません。
GLC 350eにクーペはありますか?
あります。350 e のクーペは10,700,000円(2026年3月時点)で、SUVより34万円高くなります。9月の改定後の価格は販売店で確かめてみてください。
350eの荷室は狭いですか?
SUVで後席を使う時470Lで、220 dの620Lより150L小さくなります。電池を積んでいる分、床が高くなっています。
まとめ
- ベンツGLC 350eはEV走行118km・31.2kWh電池のプラグインハイブリッド
- 価格はSUV 10,360,000円(2026年3月時点)で、220 dスポーツより106万円高い
- 普通充電で約5.2時間、CHAdeMO急速充電なら約0.6時間で80%まで
- 荷室は470Lで、220 dより150L小さくなる
- 自宅で充電できて毎日の移動が短い方ほど、350eの良さを活かせる





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