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中古のベンツGLCを探していて、『同じX253なのに、前期と後期で値段がけっこう違うのはなぜ?』と思った方も多いはずです。
結論から言うと、境目は2019年10月3日のマイナーチェンジです。後期型ではMBUX(「ハイ、メルセデス」で動く音声操作つきのシステム)が入り、グレードの顔ぶれも変わりました。
この記事を読むと、前期と後期の見分け方と、中古で選ぶ時にどちらが合うかが分かります。
ベンツGLCの前期と後期、境目はいつ?
初代GLC(型式コードX253)は、2016年2月9日に日本で発売されました。前期と後期を分けるのは、2019年10月3日に行われたマイナーチェンジです。
つまり、2016年2月から2019年10月の改良前までが前期、改良後から2023年の2代目登場までが後期です。どちらも型式コードは同じX253なんです。
| 時期 | 出来事 | 区分 |
|---|---|---|
| 2016年2月 | SUV発売(GLC 250 4MATIC) | 前期 |
| 2016年9月 | GLC 350 e・AMG GLC 43を追加 | 前期 |
| 2017年 | クーペ(C253)を発売 | 前期 |
| 2017年2月 | GLC 200(後輪駆動)・GLC 220 d 4MATICを追加 | 前期 |
| 2018年1月 | AMG GLC 63を追加 | 前期 |
| 2019年10月3日 | マイナーチェンジ(MBUX採用・GLC 300 4MATIC追加) | ここから後期 |
| 2023年3月16日 | 2代目X254(SUV)を発売 | 現行 |
出典はメルセデス・ベンツ日本の公式発表と大手自動車メディアの発表記事です。年表全体はGLCの歴代モデル一覧で、型式ごとにまとめています。
- 前期は2016年2月〜2019年10月の改良前、後期は改良後〜2023年
- 後期型の大きな違いは、MBUXの採用とGLC 300 4MATICの追加
- 型式コードは前期も後期もX253(クーペはC253)で同じ
- 見分ける時は「初度登録年月」と「ハイ、メルセデスが反応するか」の2つで見る
後期型でいちばん大きく変わったのは?
ここが大事なところです。後期型でいちばん分かりやすい違いは、MBUXが入ったことなんです。
MBUXは、メルセデスの対話型インフォテインメントです。「ハイ、メルセデス」と話しかけると、ナビの目的地やエアコンの温度を声で操作できます。
前期はMBUXより前の世代のシステムです。ナビや音楽の操作はできますが、話しかけて操作する使い方は後期ほど自然ではありません。
『毎日使うものだから、ナビの使い勝手は気になる』という方は、この差がいちばん効いてきます。
グレードの顔ぶれも変わった
後期型では、ガソリンのGLC 300 4MATICが加わりました。前期にあったGLC 250 4MATICの立ち位置を引き継ぐグレードと考えると分かりやすいです。
| 前期(2016〜2019年) | 後期(2019〜2023年) | |
|---|---|---|
| インフォテインメント | MBUX以前の世代 | MBUX(ハイ、メルセデス) |
| ガソリン4MATICの主力 | GLC 250 4MATIC | GLC 300 4MATIC |
| ディーゼル | GLC 220 d 4MATIC(2017年2月〜) | GLC 220 d 4MATIC |
| 後輪駆動 | GLC 200(2017年2月〜) | 年式・グレードで確認 |
| PHEV | GLC 350 e(2016年9月〜) | 年式・グレードで確認 |
| AMG | GLC 43(2016年9月〜)・GLC 63(2018年1月〜) | GLC 43・GLC 63 |
後期のグレード構成は、販売時期で細かく入れ替わっています。「後期の200はあるの?」のように個別に気になる時は、検討中の車両の車検証と装備表で確かめておきましょう。
外観の違いはどこを見る?
後期型では、ヘッドライトやバンパーなどフロントまわりの形が手直しされています。ただ、パッと見で前期と後期を言い当てるのは、慣れていないと難しいんです。
しかもAMGラインの有無やホイールで印象が大きく変わります。外観だけで判断せず、次の章の方法で確かめるのが確実です。
前期か後期かを見分ける方法
中古車サイトの「年式」欄だけを見て判断するのは、少し危ないです。改良の前後に登録された車は、年式の表示だけでは区別がつかないことがあるからです。
例えばこんな場面です。
「2019年式って書いてあるから後期ですよね?」
「2019年10月より前の登録なら、前期の可能性があります」
2019年式は、前期と後期が混ざる年です。さらに、改良前に作られた在庫車が改良後に登録されるケースもあります。
- 車検証の「初度登録年月」を確かめる(2019年10月より前なら前期の可能性が高い)
- 室内でナビ画面を見て、MBUXの表示になっているかを確かめる
- 試乗やエンジン始動時に「ハイ、メルセデス」と話しかけて、反応するかを試す
- グレード名(300か250か)を車検証や販売店の資料で確かめる
- 迷う時は、車台番号で前期・後期を販売店に照会してもらう
いちばん確かなのは、販売店に車台番号で調べてもらうことです。遠慮せずに聞いてみてください。

中古で選ぶなら前期と後期どっち?
『安いなら前期でいいかな』と迷う方、多いですよね。結論から言うと、ナビと音声操作を毎日使う方は後期、価格を抑えたい方は前期という分け方がしっくりきます。
- MBUXで、声でナビやエアコンを操作できる
- 年式が新しい分、走行距離が少ない車を見つけやすい
- GLC 300 4MATICなど後期のグレードから選べる
- 同じ条件なら後期より価格が下がっている傾向がある
- GLC 250やGLC 200など前期だけのグレードを選べる
- 装備の差を気にしないなら、予算を他に回せる
価格差は、走行距離や修復歴、地域、時期で大きく変わります。だから「後期は前期より何十万円高い」とは言い切れないんです。
同じ条件(グレード・走行距離・修復歴なし)で並べてみると、自分の予算でどちらが現実的かが見えてきます。
ナビを社外品で補う考え方もある
前期を選んで、スマホのナビをCarPlayなどで使うという方もいます。こうした使い方なら、MBUXの差は小さく感じられるかもしれません。
ただ、前期の年式によってはCarPlayに対応していないこともあります。使えるかどうかは、その車両で確かめておきましょう。詳しくはCarPlay・テレビキャンセラーの注意点でまとめています。
前期型を買う時に気をつけたいこと
前期型は、2026年時点で登録から7〜10年ほどたった車です。年数がたった輸入車ならではの注意があるんです。
- 価格だけで選び、整備記録簿の無い車を買ってしまう
- エアサス付きの車で、足まわりの状態を確かめずに契約する
- 自動車税の金額を、現行モデルと同じだと思い込む
- 保証の残りが無いことを知らずに、修理費の備えをしていない
自動車税は現行モデルと税率が違う
自動車税(種別割)は、2019年10月1日以降に新規登録した車とそれより前の車で税率が違います。前期型の多くは2019年9月以前の登録なので、現行モデルの年36,000円より高い区分になります。
さらに、新規登録から13年を超えると税が重くなる仕組みもあります。前期型を長く乗るつもりなら、毎年5月の納税通知書の金額で確かめておきましょう。税の考え方はGLCの自動車税と重量税で詳しく見られます。
修理費の備えをしておく
年数がたった輸入車は、部品代が国産車より高くなりがちです。どこが壊れやすいかは、GLCの故障しやすい箇所と修理費を先に読んでおくと安心です。
メルセデス・ベンツ認定中古車なら、販売店の保証が付きます。保証の中身と一般の中古車との違いはGLCの認定中古車は買いかで比べています。
- 整備記録簿が残っているかを確かめる
- 車検証の初度登録年月から、自動車税の区分を確かめる
- エアサス付きなら、車高の左右差や警告表示がないかを見る
- 保証が付くか、付くなら期間と範囲を確かめる
- ナビがCarPlayに対応しているかを確かめる
現行のX254と比べるとどれくらい違う?
『どうせなら現行型の方がいいのかな』と気になる方もいるはずです。実は、初代と2代目では車の中身がかなり違います。
現行の2代目(X254)は、2023年3月16日に発売されました。日本仕様は全車4MATIC(四輪駆動)で、2WDやガソリンの通常グレード(GLC 200・GLC 300)はありません。
| 現行 220 d 4MATIC SUV(Core) | 数値 |
|---|---|
| 新車価格 | 8,390,000円(2026年9月時点・メーカー希望小売価格・消費税込) |
| 全長×全幅×全高 | 4,720×1,890×1,640mm |
| ホイールベース | 2,890mm |
| WLTCモード燃費 | 18.1km/L |
| 荷室容量 | 620L(後席使用時)〜1,680L(後席格納時) |
| 自動車税(種別割) | 年36,000円 |
出典はメルセデス・ベンツ日本の公式発表と国土交通省審査値です。220 dはディーゼルにISG(マイルドハイブリッド)を組み合わせています。
初代の後期型を見ていて、予算が近づくなら現行型の未使用車や認定中古車と比べてみるのもありです。現行型の値引きの考え方はGLCの値引き相場と限界額で見られます。
この先のGLCがどうなるかは、新型GLC(EV)の日本発売はいつかで追っています。電気自動車の新型を待つかどうかの判断にも使えます。

前期・後期の在庫を条件で比べてみる
前期か後期かの好みが決まったら、次は実際の在庫を同じ条件で並べてみる段階です。
「後期・GLC 220 d・走行5万km以下・修復歴なし」のように条件を決めて見ると、相場の幅がつかみやすくなります。前期でも同じ条件で比べると、差がはっきりしますよ。
ベンツGLC買いたいドットコム
ベンツGLCの値段、先に相場を見ておく
初代GLCの中古車を、年式・グレード・走行距離で絞り込んで比べてみる
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
ベンツGLCの前期と後期の境目はいつですか?
2019年10月3日のマイナーチェンジです。それより前が前期、後から2023年の2代目登場までが後期です。型式コードはどちらもX253です。
2019年式のGLCは後期型ですか?
2019年式は前期と後期が混ざります。車検証の初度登録年月と、MBUXが付いているかで確かめるのが確実です。迷う時は販売店に車台番号で照会してもらいましょう。
後期型のGLCの見分け方で一番簡単なのは?
「ハイ、メルセデス」と話しかけて反応するかを試す方法です。反応すればMBUX付きの後期型と考えられます。
前期型を買うと自動車税は高いですか?
2019年9月以前に新規登録された車は、現行モデル(年36,000円)より高い区分になります。正確な金額は納税通知書で確かめてください。
初代GLCと現行GLCは何が違いますか?
現行の2代目(X254)は2023年3月発売で、日本仕様は全車4MATICです。初代にあった後輪駆動のGLC 200やガソリンのGLC 300は、現行の日本仕様にはありません。
まとめ
- 初代GLC(X253)の前期と後期の境目は2019年10月3日のマイナーチェンジ
- 後期型の大きな違いはMBUXの採用とGLC 300 4MATICの追加
- 2019年式は前期と後期が混ざるので、初度登録年月と装備で確かめる
- 前期型は自動車税の区分が現行より高く、修理費の備えも必要
- 予算が近いなら、現行X254の未使用車や認定中古車とも比べてみる





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