ベンツGLCのエアサスは必要?乗り心地と故障のサイン・修理の考え方

リフトで持ち上げたSUVの足回りを写したベンツGLCのエアサスの記事のアイキャッチ

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ベンツGLCを選んでいて、『エアサスってあったほうがいいの?壊れたら高いって聞くけど』と迷っていませんか。乗り心地は気になるけれど、修理費も心配ですよね。

結論から言うと、エアサスは「乗り心地を一段よくしたい人」には魅力がある装備です。ただ、毎日の街乗りが中心なら、なくても困ることは少ないと考えておきましょう。

この記事では、エアサスで何が変わるのか、故障のサインと修理の考え方、中古で選ぶ時のチェックが分かります。

目次

ベンツGLCのエアサスとは?

エアサス(エアサスペンション)は、金属のばねの代わりに、空気の入った袋で車体を支える仕組みです。

空気の量を変えることで、車の高さや乗り心地を調整できます。メルセデスでは「エアボディコントロール」などの名前で呼ばれています。

項目エアサス金属のばね(コイル)
車体を支えるもの空気の入った袋金属のばね
車の高さ調整できる基本は一定
乗り心地ふんわりと感じやすいしっかりと感じやすい
部品の数多い(コンプレッサーなど)少ない
修理費高くなりやすい比べると抑えやすい

GLCでエアサスが付くかどうかは、年式やグレード、パッケージで違います。初代(X253)にもエアサスが付いた車があり、中古では同じGLCでも付いている車と付いていない車が混ざっています。

自分の車や検討中の車がどちらかは、装備表や販売店で確かめるのが確実です。

先に結論
  • エアサスは、乗り心地と車の高さを空気で調整する装備
  • 付くかどうかは年式・グレード・パッケージで違うので、装備表で確かめる
  • 乗り心地の満足度は上がりやすいが、壊れた時の修理費は高くなりやすい

エアサスで乗り心地はどう変わる?

いちばん気になるのは、やっぱり乗り心地ですよね。

エアサスの車は、段差を越えた時の揺れがふんわりと収まるように感じやすいと言われます。高速道路では車の高さを下げて、安定感を出す仕組みのものもあります。

ただ、乗り心地はエアサスだけで決まるわけではありません。実は、タイヤとホイールの大きさもかなり効いてくるんです。

現行220 dのグレードホイールタイヤサイズ乗り心地の傾向
Core18インチ235/60R18タイヤが厚く、当たりがやわらかく感じやすい
Sports20インチAMGアルミ255/45R20が一般的見た目は引き締まるが、段差の硬さを感じやすい

例えばこんな声をよく聞きます。

「エアサスなしだと硬いのかな」
「18インチのCoreなら、エアサスなしでも気にならないという人は多いですよ」

20インチを選ぶなら、エアサスでやわらかさを足すという考え方もあります。乗り心地全体についてはベンツGLCの乗り心地と静かさで詳しく見ています。

ベンツGLCのエアサスとコイルばねの違いを比べた図

エアサスはどんな人に必要?

ここまで読んで、『自分には要るのかな』と迷っている方もいるはずです。使い方で分けるとイメージしやすくなります。

エアサスが合いやすい人
  • 高速道路で長い距離を走ることが多い
  • 後席に家族を乗せる機会が多く、揺れを抑えたい
  • 20インチなど大きいホイールで、乗り心地も妥協したくない
  • 保証の手厚い期間のうちに乗り換える予定がある
なくても困りにくい人
  • 街乗りや近場の買い物が中心
  • 7年、10年と長く乗るつもりで、修理費を抑えたい
  • 18インチのCoreで、もともと乗り心地に不満がない
  • 保証が切れた中古車を買う予定がある

ポイントは、何年乗るかです。

エアサスの部品は、年数がたつほど傷みやすくなると言われます。保証が切れたあとも長く乗るつもりなら、修理費の備えまで考えておきたいところですね。

350 eやAMGだと考え方は変わる?

GLCはパワートレインによって、車の重さや足回りの味付けが違います。

例えば、現行のAMG GLC 53 SUVは車両重量2,050kgで、220 d SUV(Core)の1,930kgより重くなります(公式諸元)。350 eは駆動用のバッテリーを積んでいて、荷室の床が高い分、容量も470L(後席使用時)と220 d SUVの620Lより小さめです。

モデル(現行SUV)車両重量足回りで知っておきたいこと
220 d Core1,930kg18インチでタイヤに厚みがある
350 e公式の諸元表で確認バッテリーを積み、荷室の床が高い
AMG GLC 532,050kg後輪操舵(最大2.5度)が標準、20インチが基本

重い車や走りを重視したモデルほど、足回りの部品に求められることも変わってきます。AMGモデルを選ぶなら、足回りの装備と修理の窓口をあわせて販売店で聞いておくと安心です。

エアサスが故障するとどうなる?

エアサスの故障でよく言われるのは、空気がもれて車の高さが下がることです。

最初は小さなサインから始まることが多いので、早めに気づけるかどうかが大事なんです。

故障のサインかもしれないこと
  • 一晩止めておいたら、車の一部だけ低くなっている
  • 走り出しにくい、または車高の警告メッセージが出る
  • エンジンをかけた時、空気を送る機械の音が長く続く
  • 段差での揺れ方が、前より大きく感じる
  • 左右で車の高さが違って見える

『少し下がっているだけなら、様子を見てもいい?』と思うかもしれません。

もれたまま走り続けると、空気を送る機械(コンプレッサー)に負担がかかります。結果として、直す部品が増えてしまうこともあるんです。気づいたら早めに点検を受けてみてください。

よくある失敗

車高の警告が出たまま、長い距離を走ってしまうこと。車の高さが低いままだと、段差で底を擦ったり、ほかの部品を傷めたりするおそれがあります。警告の意味は警告灯・警告音の意味と対処で確かめられます。

長持ちさせるためにできることは?

エアサスの部品は消耗品の面もあるので、壊れないようにする、というより「傷みを早めに見つける」意識が大事です。

日ごろから気をつけたいこと
  • 止めた時に、ときどき車の高さを左右で見比べる
  • 点検の時に、エアサスの状態も見てもらう
  • 車を持ち上げる作業の前は、エアサス付きであることを店に伝える
  • 長く乗らない期間があったら、乗り始めに車高と警告を確かめる

特に、タイヤ交換などで車を持ち上げる時は注意が要ります。エアサスの車は、作業の前に設定が必要な場合があるので、慣れた店に任せるのが安心ですよ。

エアサスの修理費はどれくらい?

ここがいちばん気になるところですよね。

エアサスの修理費は、どの部品が壊れたか、どこで直すかで大きく変わります。1か所の交換でも、部品代と工賃を合わせて十万円単位になることがある、と考えておくと心構えができます。

壊れやすいと言われる部品どんな役目か費用の傾向
エアスプリング(空気の袋)車体を支える1本ずつ交換でき、左右まとめて替えることも
コンプレッサー空気を送る部品代が高くなりやすい
バルブ・配管空気の通り道もれの場所探しに時間がかかることも
車高センサー車の高さを測る部品は小さいが診断が要る

金額は時期や地域、店によって変わります。ここに挙げたのは傾向で、実際の見積もりは店で取ってみてください。

『ディーラー以外で直してもいいの?』という疑問もありますよね。

輸入車の修理に慣れた専門店なら、ディーラーと違う部品の選び方で費用を抑えられる場合があります。ただ、保証が残っている間はディーラーに相談するのが先です。

輸入車の部品代の考え方はベンツGLCの故障しやすい箇所と修理費、保証の範囲は新車保証・保証延長はどこまで使えるかでまとめています。

修理費に備えるには?

『いつか壊れるかもと思うと落ち着かない』という方もいますよね。

備え方は大きく2つです。ひとつは、保証延長など修理費をカバーする仕組みを使うこと。もうひとつは、毎月少しずつ修理用のお金を取り分けておくことです。

どちらが合うかは、何年乗るかで変わります。新車から長く乗るつもりなら、保証延長の内容にエアサスが入るかを、契約前に確かめておきましょう。

ベンツGLCのエアサスで壊れやすい部品と故障のサインを並べた図

中古のGLCでエアサス付きを選ぶ時のチェックは?

中古でGLCを探していると、エアサス付きの車も見かけますよね。

乗り心地のよさは魅力ですが、年数がたった車ほど部品の状態が気になります。買う前に、次の順番で確かめておきましょう。

中古のエアサス付きを確かめる流れ
  1. 装備表や販売店の説明で、エアサスが付いているか確かめる
  2. 点検記録簿で、エアサスの修理や部品交換の記録を見る
  3. 平らな場所に止めて、左右と前後の高さを見比べる
  4. エンジンをかけて、警告メッセージや長い作動音がないか確かめる
  5. 保証がどこまで付くか、エアサスが対象に入るかを聞く

特に大事なのが、最後の保証です。

『記録簿に何も書いていないなら安心?』と思うかもしれません。

修理の記録がないのは、壊れていない証拠にもなりますが、点検をしていなかっただけという場合もあります。記録の有無だけで決めず、試乗や実車の様子もあわせて見ておきましょう。

認定中古車や販売店の保証で、エアサスが対象に入るかどうかは条件で変わります。修理費が高くなりやすい部品だからこそ、ここは書面で確かめておくと安心ですよ。中古の選び方全体は中古車の選び方で見られます。

補足

内装や装備をグレード別に比べたい方はベンツGLCの内装をグレード別に解説、車内の画面やスマホ連携が気になる方はMBUXナビと「ハイ、メルセデス」の使い方やテレビキャンセラー・CarPlayの注意点もどうぞ。新車で見積もりを取る前にはベンツGLCの値引き相場と交渉の順番も読んでおくと、総額の見通しが立てやすくなります。

よくある質問

ベンツGLCには全車エアサスが付いていますか?

付いているかどうかは年式やグレード、パッケージで違います。検討中の車は、装備表や販売店で確かめるのが確実です。

エアサスがないと乗り心地は悪いですか?

悪いというわけではありません。現行220 dのCoreは18インチ(235/60R18)でタイヤに厚みがあり、エアサスなしでも気にならないという声は多いです。

エアサスの故障のサインは何ですか?

一晩止めたあとに車の一部だけ低くなっている、車高の警告メッセージが出る、空気を送る機械の音が長く続く、といった症状がよく挙げられます。

エアサスの修理費はいくらくらいですか?

壊れた部品や店で大きく変わります。1か所の交換でも十万円単位になることがあるので、見積もりを取って比べてみてください。

中古でエアサス付きのGLCを買っても大丈夫ですか?

点検記録簿で修理の記録を確かめ、保証の対象にエアサスが入るかを聞いてから決めると安心です。

まとめ

この記事の要点
  • エアサスは、空気で車の高さと乗り心地を調整する装備
  • GLCで付くかどうかは年式・グレード・パッケージで違う
  • 乗り心地はタイヤの大きさも効き、18インチのCoreはもともとやわらかめ
  • 故障のサインは車高の下がりや警告、空気を送る機械の長い作動音
  • 修理費は高くなりやすいので、保証の範囲と何年乗るかで判断する
ベンツGLC買いたいドットコム

ベンツGLC買いたいドットコム 編集部

ベンツGLCの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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